印鑑証明についてあまり理解されていない方やはじめて請求される方のために手順や時間帯、料金について解説します。
2016/06/02 14:14:02
印鑑証明書はどこで取ることができるの?
印鑑証明は住民登録のある市区町村役場の窓口に請求すれば交付してもらうことができます。
といっても、その前に自分の印鑑を登録をしてあることが前提になります。登録した印鑑を実印といい、登録をした証に「印鑑登録証」が交付されます。
各市区町村役場によってデザインは異なりますが、この印鑑登録証をもっていかなければ印鑑証明書は交付してもうらことはできません。
まだ、登録をされていない方は、こちらの印鑑登録とはどういうもので、なぜ必要なの?の記事をご覧ください。
さて、印鑑証明を取得する場合ですが、具体的にはどうすればいいのか、家族を代理人として受け取れるのか、料金はいくら掛かるのかなどの疑問について取り上げてみました。
印鑑証明書は、市区町村役場の住民課窓口等で取ることができますが、それ以外の場所でも取ることができます。
- 支所
- 地域センター
- 市民サービスセンター・連絡所・市民サービスコーナー
また、市区町村役場によっては、支所やコンビニ等に「証明書自動交付機」が設置されているところもありますので、こちからも取ることができます。
コンビニでも印鑑証明が取れる事例
荒川区では、マイナンバーカードを取得し、そのマイナンバーカードに利用者証明用電子証明書の暗証番号(4桁の数字)を設定することで利用することができます。
設置されているコンビニと取得できる時間帯
午前6時30分から午後11時(年末年始、保守点検日を除く。)
- セブンイレブン
- ローソン(ローソンストア100は除く)
- サークルKサンクス
- ファミリーマート
- セーブオン
- コミュニティストア
- イオンリテール
印鑑証明を窓口で取る場合の時間帯
窓口のあいている時間帯は、市区町村役場によって違っていますが、おおむね以下の時間帯になります。
月曜日~金曜日の午前8時30分~午後5時
土曜日や日曜日についてはほとんど閉庁となっていますが、支所や出張所などが開庁している市区町村もあります。
新宿区役所では、日曜日でも、毎月第4日曜日なら午前9時~午後5時までなら印鑑証明書を取ることができます。
印鑑証明書を取るのに必要な物
印鑑証明書を取るのにもっていくものは、「印鑑登録証」だけです。印鑑登録証ではなく、実印そのものを持っていても印鑑証明書は交付してもらうことはできませんのでご注意ください。
代理人が印鑑証明書を取る場合でも、委任状は必要ありませんが、必ず必要とされる方の印鑑登録証を持参する必要があります。
自動交付機で取得する場合
自動交付機とは、銀行やコンビニのATMと同じように、カードを入れ、暗証番号を入力することで「住民票の写し」「印鑑登録証明書」を受け取ることができる機械です。この機械が設置されているところでは、窓口が閉まっている夜間・土日・祝日も取得することができます。
自動交付機は窓口交付よりも時間的メリットがありますが、手数料についても割引されているためメリットがあります。
新宿区役所の場合:窓口300円 → 自動交付機200円
注意事項
暗証番号を忘れてしまったり、1日3回間違えると、当日は自動交付機が利用できなくなります。
印鑑証明書の手数料はいくら?
印鑑証明書を交付してもらうためには、手数料が必要です。
手数料については、数百円で発行してもらうことができます。
以下は印鑑証明書1通当たり窓口で取得した場合の金額ですが、調べた限りではほとんどが300円でした。
- 世田谷区:300円
- 新宿区:300円
- 荒川区:300円
- 港区:300円
- 大阪市:250円
- 神戸市:300円
- 千葉市:300円
- さいたま市:300円
- 名古屋市:300円
- 福岡市:300円
まとめ
印鑑証明を取得するには、印鑑登録が完了していないと取ることはできません。
登録が完了すると印鑑登録証が交付されますので、これを持参すれば印鑑証明書を交付してもらうことができます。
誤って実印を持参しても印鑑登録証がないと交付してもらえませんので注意が必要です。
代理人が取得する場合でも委任状は必要なく、印鑑登録証があれば交付してもらえます。
印鑑証明書は、本庁の窓口や支所、出張所、地域センターなどでも交付してもらえます。
また、市区町村役場によってはコンビニや自動交付機でも交付してもらうことができます。
手数料については、日本全国の市区町村を調べたわけではありませんが、調べた限りではおおむね1通あたり300円となっていました。
以上、「印鑑証明の取り方マニュアル・とりせつ」でした。ツイート