自賠責保険のみに加入の原付バイクが後ろから追突した事故(オカマ)の顛末についての記事です。
2015/05/30 21:04:30
原付バイクが後ろから追突した事故
実際にあった原付バイクと軽トラックで事故のお話しです。
事故時の状況
一般道を軽トラックが走っていたところ、軽トラックが急停止したために後ろから原付バイクが追突。
事故の原因
原付バイク(運転手は女子高校生)が適切な車間距離をとっていなかったため。
事故の被害状況
原付バイクは追突後に転倒。運転手はひざにかすり傷と軽い打撲。軽トラックの運転手においても、この日においてはケガは大丈夫と言っていたので、警察は物損事故として処理。
軽トラックは荷台の下に追突による凹み傷ができた。
損害賠償について
後日、軽トラックの運転手が腰や首がはって痛いので、病院に行きたいという申し出。
さらに軽トラックを修理に出すと仕事(自営)にならないので休業損害もしてほしいという申し出。
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この賠償は、自賠責保険で対応
軽トラックの凹みの板金修理代 約20万円
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こちらは自賠責保険は、補償範囲外であり、自動車保険のファミリーバイク特約保険に加入していないために親が全額負担した。
自分のバイク
ミラーの破損、前輪タイヤのフロントフェンダーが壊れた。
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自己負担で修理
親の気持ち
未成年が起こした事故ですから親の監督責任もあります。
今回の事故は、物損事故から人身事故扱いに変更されたので、親としての気持ちは「とりあえず安心」から「さぁ、たいへん」というように気持ちが揺れ動いた様子がうかがえました。
被害者のケガの状況も気になるのは当然ですが、
人身事故を起こすと3つの責任を負う義務もでてきます。
- 刑事処分(懲役や禁固刑及び罰金刑など)
- 行政処分(交通違反と同様に免許証に対して累積点数に対して効力の停止・取り消しが行われる)
- 民事処分(被害者に対する損害保証を行う)
となります。
今回の事故は、軽いものでしたので、幸いなところがありますが、もしも被害者の乗っていた車が高級車で、なおかつ、大きなケガをしていたとなると、ゾッとすると加害者の親御さんは言っておりました。
この事故からいえる事は、原付バイクでも自賠責保険だけではなく、きちんと、親の車の自動車保険にファミリ-バイク特約を付けておくということが大切だと改めて思いました。
ちなみにファミリーバイク特約で自損型であれば年間保険料1万円以内で加入できます。
以上、自賠責保険加入の原付バイクが軽トラにオカマを掘った事故の記事でした。