就業不能保険や所得補償保険は生命保険会社や損害保険会社が販売しています。一般的には所得補償保険は保険期間が1年更新で、5歳刻みの年齢枠を採用しているため、この枠を超えるごとに保険料はアップしていきます。
内容はそれぞれの商品によって違っていますので、前回、就業不能保険や所得補償保険の免責期間を比較をしてみましたの記事で取り上げました。今回は、ニッチではありますが、株式会社パルふれあいサービスが販売している就業不能保険を取り上げてみました。
※ 株式会社パルふれあいサービスが販売している就業不能保険は、パルシステム組合員に加入する必要があります。
2016/08/10 12:37:10
ぱるるの就業不能保険とは?
株式会社パルふれあいサービスが販売している就業不能保険は、共生ネット少額短期保険会社が引き受け保険会社になっています。つまり、株式会社パルふれあいサービスは共生ネット少額短期保険会社の代理店という位置づけになります。
少額短期保険会社とは、一定の事業規模の範囲内で、保険期間1年、第二分野(自動車保険や火災保険などの損害を補てんする保険)については2年以内の保険を販売し、なおかつ保険金額が少額の商品を販売する事業とする保険会社のことをいいます。なお、貯蓄性の商品は扱わず保障性商品の引受のみを行っています。
簡単にまとめてしまえば、規模は小さく、保障額も少ないので保険会社のミニ版といえます。
共生ネットの就業不能保険の特長1
大きな特長は、掛金にあります。
損害保険会社や生命保険会社の就業不能保険は、性別や年齢で保険料が違ってきますが、共生ネットの就業不能保険は、性別や年齢に関係なく一律の掛金になっています。
では、その掛金です。
1日3,000円コースは、7,700円
1日5,000円コースは11,700円です。
この2つだけですからとてもシンプルです。しかもこの掛金は、月額ではありません。なんと年払いの掛金です。これだけでありません。さらに特長があります。
ぱるるの就業不能保険の特長2
ぱるる(共生ネット少額短期)の就業不能保険は、免責期間が7日間と短いのが大きな特長です。7日以上就業不能状態が続いた場合に、1日目から保障が受けられますから他の就業不能保険とは異なっています。
その他の特長
保険会社が販売している就業不能保険は、出産関係では保険金が支払われないのが一般的ですが、共生ネット少額短期の就業不能保険は切迫早産で入院した場合でも給付金が払われます。
- 抑うつ症状や心身症等のストレス性疾患でも支払われる(1回の保険事故において30日が限度となっています)
- 切迫早産で入院した場合でも支払われる(すべての保険期間を通じて1回のみの請求となります)
- 職業による加入制限がない(ただし、危険性の高い仕事やスポーツをされている間に生じた病気やけがについては保障されません)
- 持病があっても加入できる(ただし、既往症については保障されません)
ぱるるの就業不能のデメリットと給付金の制限について
以下のようなデメリットや給付金の支払いに制限があります。
- 共生ネット短期少額の就業不能保険は、パルシステムの組合員でなければ加入できません
- 1日あたりの給付金は5,000円が限度
- あらゆる業務に従事できない状態でないと給付金は払われない
- 通算支払額は80万円が限度
- 払込は年払いのみ
- ぎっくり腰や頸椎捻挫の症状では給付金は払われない(他覚症状が認められるものは除く)
- 更年期障害に伴う不定愁訴、慢性疲労症候群は、1回の保険事故において30日が限度となっている
加入できる年齢や保険期間は?
契約年齢は、満18歳から満64歳までで、保険期間は1年です。保険期間満了後は、自動更新になっています。満年齢65歳上の方は更新ができません。
ぱるるの就業不能保険のまとめ
ぱるる(共生ネット少額短期)の就業不能保険の掛金は、一律となっていますので年齢と性別によって違いはありません。2つのコースの掛金のみで年払いとなっています。
- 1日3,000円コースは、7,700円
- 1日5,000円コースは11,700円です。
特長としては、免責期間が7日間と短いのが大きな特長です。7日以上就業不能状態が続いた場合に、1日目から保障が受けられます。また、切迫早産で入院した場合でも給付金が払われるのも特長となっています。デメリットとしては、パルシステムの組合員でないと加入できない点や通算支払額は80万円が限度があります。
株式会社パルふれあいサービスの就業不能保険のホームページはこちら
以上、「就業不能保険の比較対象に加えておきたい少額短期保険の商品」でした。
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