離職証明書や離職票とはどのようなものなのか。似た言葉ではありますが、使い方はまったく違ったものになります。その違いについて解説します。
2017/03/21 17:26:21
記事投稿者:Syu Hama
離職証明書と離職票の違い
離職証明書とは、雇用保険の被保険者が退職したときに「会社がハローワークに提出する3枚複写の書類」をいいます。
こちらは、国が発行するので公文書になります。
3枚複写の内訳
- 事業主控
- ハローワーク提出用
- 雇用保険被保険者離職票-2
離職証明書はダウンロードできますか?
これらは、3枚複写になっていますからインターネットからはダウンロードすることはできません。
離職票とは?
離職票とは、退職した被保険者がハローワークに行って失業手当等を受取るために提出する書類です。離職票には離職票-1と離職票-2があります。これらは、退職してから2週間以内に会社から郵送されてきます。
離職票-1は、雇用保険の被保険者番号、資格取得年月日、離職年月日、離職者氏名、事業所番号などが記載され、給付金の受け取りを口座を指定する書類です。
離職票-2は、退職した理由の他、主に離職日以前に支払われた賃金支払状況等が記載されています。
退職者が離職票-2をもらうまでの流れとその後
会社がハローワークに提出した離職証明書の中に離職票-2が含まれています。この離職票-2にハローワーク所長の印が押され、離職票1と共に会社に郵送されてきます。※取りに行く場合もあります。
会社は、離職日の翌日から2週間以内に退職者に渡します。
このような流れで退職者は離職票-2を手にします。退職者は、この離職票1と2、他の書類を持ってハローワークに行き失業保険の手続きをします。また市役所等で国民健康保険や国民年金に加入する場合にも使います。
転職先が決まっていれば失業保険は受取れないので離職票は不要です。
以上、「離職証明書と離職票とは?違いは何?」でした。
該当カテゴリー:雇用保険(失業保険)
関連カテゴリー:労災保険、健康保険